北斎の鳳凰図を求めて【国内旅行記-長野県小布施-】

国内旅

こんにちは!!

asgです!!

今回は長野県の小布施市に行ってきました。

なぜかと言うと、、。

毎朝会社に行く前に朝食を食べていると、テレビからあるCMが流れてくる。

「た い よぉ〜に〜」という歌と共に子どもが遠い地にある葛飾北斎が描いた鳳凰の天井図に思いを馳せるCMである。

そのCMの鳳凰の天井図がとても綺麗でかっこよく、「実際に見てみたい!!!」と毎朝興奮していたので、さっそく計画を立てて、行くことにした。

失礼だが、「小布施って名前は聞いたことあるけど、何があるの?」っていうくらいだったが、実際に行ってみたら、とても良い場所で大好きになりました。

それでは、スタートです!!!!

仕事終わりで東京駅へ

今回の旅は平日に有給を使って、行くことにした。

でも有給は1日しか使いたくないし、業務量的に2日は難しい。。

よって考えた旅の計画が、

①仕事終わりに東京駅からそのまま新幹線で長野駅へ。

②長野駅周辺で宿泊し、翌日に小布施へ向かう。

というもの。

こうすれば、有給は1日のみ使用で、翌日の朝から旅先で楽しむことが可能!

と言う訳で、夜の東京駅である。

夜ご飯は東京駅の地下街で購入した三代目たいめいけんのお弁当!!

おかずおいしい!!

仕事で終わりでお腹が空いているので尚のこと美味しい!!

ご飯を食べ、本を読んでいたらあっという間に長野駅に着いた。

さすがに長野駅前は栄えている。

今回泊まったホテルはドーミーイン長野

旅で泊まるときはなるべくドーミーインを選んでいる。

なぜなら、ドーミーインでは大浴場に露天風呂、さらにサウナまであって嬉しいから。

そして、風呂上りには夜は数種類のアイスが、朝は乳酸菌飲料が無料でもらえる。

さらにさらに、夜には21時〜23時の間に夜鳴きそばという醤油ラーメンも無料で食べることができる。

さらにさらにさらに、コーヒーマシンでホットコーヒーもアイスコーヒーも無料で飲むことが出来、そして美味しい。

またちょっとしたことだが、廊下に出る扉とベットの間にもう1枚扉がある。

これがあることで、廊下での他の宿泊客の話声なども気にならないし、外(廊下)とプライベート空間を遮断することが出来、安心感がある。

と魅力がたくさんあるのである。

この日も露天風呂で仕事の疲れを癒し、風呂上りにアイスを食べ、夜鳴きそばを食べ、アイスコーヒーをもらって部屋でのんびりと過ごした。

モーニングコーヒー

おはようございます。

朝6時に起き、朝風呂に入り、無料の乳酸菌飲料をクイッと飲んで、着替えた後、チェックアウト。

ホテルで朝ごはんは付けなかった。

私はよくホテルの外でコーヒーとパンを食べに行く。

今回もモーニングコーヒーを飲みに長野駅へ向かった。

駅ナカにあるベックスコーヒーショップ 長野店でモーニングセットを注文。

安定の美味しさでgood!!

店内は程よく混んでいたが、並ばずに席につくことができた。

周りの人の中には朝からお仕事をしている人や資格のお勉強をしている人もご夫婦で仲良くお話ししている人などもいて、自由な空間。

みんなそれぞれ好きなことをしているから、人目も気にならずゆっくりすることが出来た。

小布施駅へ

モーニングを食べた後は長野電鉄で小布施駅へ向かう。

長野電鉄はJRの乗り場とは違う場所にあり、地下に降りて行く。

改札の前には何故か長野名産の食品などが売っていた笑

こういう地元感、好き。

長野電鉄の改札ではICカードは使用できない。

券売機で切符を購入し、駅員さんに切符にスタンプを押してもらう必要がある。

長野駅から小布施までは680円

改札を通り、乗車する。

よく見ると、東急線の車両じゃない??

後日調べてみると、本当に長野電鉄には東急線の8500系の車両が使用されているとのこと!

よく東急線を使用していたから、懐かしい!

電車が走り出すと、すぐにのどかな風景になった。

平日の昼間に電車に揺られ、車窓からのんびり美しい風景をみる。

とても幸せな気持ちになる。

長野電鉄では無人駅も多く、駅によっては降車後、先頭車両の方に向かって歩き、先ほどまで運転していた車掌さんに切符を渡してそのまま駅の外に出る。

改札が無いのがまた良い。

30分ちょっと乗って、小布施駅に到着した。

梅洞山 岩松院

小布施駅のホームはのどかで良い雰囲気。

昔の車両も展示されていて、中を見学できる様だ。

改札の出口は線路を渡って向かう。

改札の脇に立つ駅員さんに切符を渡し、改札を出る。

小布施で降りずにそのまま乗っていたら「湯田中温泉」まで行ける。

湯田中温泉といえば有名な猿が温泉に入っている地獄谷温泉がある。

以前行ったことがあり、とても良かった!

気になる人は是非行ってみて欲しい。

小布施駅の切符は券売機で購入できる。

何故か長野駅よりハイテク。笑

駅を出て左側にトイレがあるので、寄っておく。

トイレはとても綺麗だった。

トイレの前のスペース

そしてなんとトイレの前には燕が巣を作っていた。

ヒナがピーピー鳴いていて、親鳥が数羽飛び回っていた。

トイレもして準備が整ったところで、目的の岩松院へ向かう。

岩松院までは歩いて30分ほど。

道のりはほぼ真っ直ぐなので、迷わずいける。

駅前だが大きな建物も無く、のんびりとした穏やかな街並み。

途中にはお地蔵様が見守ってくれる。

進んで行くと、福島正則公霊廟を発見!!

歴史好きとしてはテンションが上がる、、!!

豊臣秀吉に仕えた武将で、賎ヶ岳七本槍の一人。

目的地の岩松院は福島正則の墓所の一つでもある。

ここを過ぎたらもう少しで岩松院に着く。

9:40 梅洞山 岩松院に到着!!

階段を登り、本堂へ向かう。

拝観料は大人:500円、小・中学生:200円、未就学児:無料である。

拝観時間は時期によって変わる。

・4月〜10月:9時〜16時30分

・11月:9時〜16時

・12月〜3月:9時30分〜15時30分

鳳凰図は階段を上った先の建物の中にある。

鳳凰図は本当に凄かった。

絵の力強さ、配色の綺麗さ、どこから見ても鳳凰と目が合う構図のかっこよさ。

どれを取っても抜群に素晴らしい!!

本当に感動した!!!

さらに住職さんが鳳凰図の説明を毎時00分、20分、40分に10分程度でしてくれる。

これもまた嬉しい。

ただし、撮影禁止である。

なので岩松院の公式サイトから画像を引用させていただきます。

出典:曹洞宗 梅洞山 岩松院の公式サイト

もちろん写真でも素晴らしいが、絶対に実際に見に行った方が良い!!

鳳凰図の他にも鳳凰図で使用した顔料の展示や小林一茶ゆかりの蛙合戦の池もあり、大満足の時間を過ごすことができた。

北斎館

岩松院で北斎の絵に感動したら、もっと北斎の絵を見たくなった!

そんな人にピッタリの場所が小布施にはある。

北斎館である。

それでは、北斎館に向かって歩こう!

意気込んだは良いが、暑くてもう休憩したい。。

少し歩くと、ツルヤというスーパーがあった。

旅に行くと、その土地にスーパーにほぼ必ず寄る。

その土地ならではの食べ物や、そのスーパー独自の商品を見つけるのが楽しい!!

今回のツルヤも店内でパンを焼いていたり、長野県や小布施名産の商品がたくさんあり、楽しかった!!

涼しいところで休めたので、だいぶ回復できた。

歩き進めて、小布施の中心地に戻ってきた。

そして北斎館に到着!!

入場料は大人:1,000円、高校生:500円、小中学生:300円、小学生未満:無料

北斎館の周りにはおみやげ屋さんも多くあり、とても素敵な雰囲気。

館内は思ったより広く、当たり前だが葛飾北斎の絵をたくさん展示されている。

最初のゾーンでは北斎の絵についての紹介映像が流れている。

その後に北斎の絵を見るという構成。

どの絵を見ても「すごいなぁ」「なんでこんなに細かく描けるんだろう」と感動が止まらない。

中でも面白いな、すごいなと感じたのは、北斎が自身の名前をコロコロ変えていること、弟子がとても多くいること、描いている絵はちゃんと計算に基づいて描かれているということである。

最後は「画狂老人卍」と名乗っていたのには笑ってしまった。

さすが、ぶっ飛んでるなと。笑

弟子たちが絵の練習を出来るように漫画(同じ男性を色んな角度で色んな動きで描いている本)を描いているのも、面倒見が良かったのかなと想像できて楽しい。

最後の最後で気がついたのだが、写真OKだったみたい!

ただし、フラッシュは禁止。

慌てて、最後のゾーンだけ写真を撮った。笑

やっぱり富嶽三十六景はかっこよかった!!

北斎の描く波が好き。

荒々しくも美しい。

富嶽三十六景の後に富嶽百景も描いて75歳で完成させていたのには驚いた。

さらに岩松院の鳳凰図を描いたのが90歳で亡くなる前年の出来事というのにも衝撃を覚えた。

北斎のバイタリティ、凄すぎる!!

まさに生涯現役だ、、!!

美味しいモンブランとお蕎麦

葛飾北斎の次はモンブラン!!

小布施は「小布施堂」という栗菓子屋さんがあるほど、栗が有名。

なので、来る前から小布施でモンブランが食べたい!!と思っていた。

では、お店へ向かおう!

さっそく小布施堂本店を発見!

店構えも渋い。

しかし今回向かうお店は「桜井甘精堂 栗の木テラス 小布施店」

ここのモンブランを食べたかった。

お店の雰囲気は中世ヨーロッパのよう。

店内で食べることができたので、席につきモンブランとお紅茶を注文。

モンブランも紅茶もとーっても美味しい!!

まさにマリアージュ。

モンブランは優しく滑らかな口触りで甘くて美味。

紅茶は香りが芳醇で、鼻から抜ける時に幸せを感じる。

摘まれた時期によって、味が変化するらしい。

私が飲んだのはセカンドフラッシュ(二番摘み)で、味、香り、色のバランスが最も良い時期のものとのこと。

通りでクセもなく美味しいわけだ、、。

モンブランが520円

紅茶がポットで550円

紅茶はポットなので、ティーカップ2杯とちょっと飲むことができる。

2人で行けば紅茶は1人前でも十分かもしれない。

最高のティータイムとなった。

モンブランと紅茶を堪能した後はお昼ご飯を食べに行くことにした。

モンブランを食べたのであんまりお腹が空いていないが、せっかく長野県に来ているのでお蕎麦が食べたい。

お邪魔したのは「生そば 朝日屋」

広くはないが、アットホームな雰囲気の店内。

焼きおにぎりセットを注文した。

値段は1,250円。

ちょっと高め。

でも美味しかった!!

焼きおにぎりは多分冷凍のやつ。

まぁ、間違いなく美味しい。笑

座敷の席でゆっくりさせていただきました。

長野駅に戻ります

その後は、神社に寄りつつ、ゆっくり散歩して小布施駅に戻った。

敷地の広い神社で良い!

地元に大きな神社があるのって何か良いよね。

駅前まで来ると、アパートなのかセンターなのか分からない建物を見た。

券売機で切符を購入し、電車が来るまでホームで待つ。

改札を通り過ぎてすぐのところにドライフルーツや、なつみかん売っていた。

線路を渡り、ホームに向かうところで、別の道を発見!!

ホームは真ん中に位置し、両脇に線路がある。

発見した別の道はそのホームよりも奥に繋がっている。

右に見えているのがホーム

奥にある線路を歩いて、進む。

線路を歩くなんてスタンドバイミーみたいでワクワクする!

一番奥まで来ると、昔使われていた車両が展示されていた。

車両は中に入ることもできる。

どんな人が乗っていたのかな。と妄想して楽しんでいるところで、帰りの電車が来る時間となったので、ホームに戻った。

帰りの電車が来る時、引退した車両と現役の車両の共演を見ることができた。

時の流れを感じられる良い瞬間だった。

長野と言えば善光寺詣り

最後は長野駅から歩いて善光寺へ。

長野駅といえば善光寺詣りである。

駅からは徒歩で30分ほど。

善光寺までの道にはお店もたくさんあり、散歩しているだけで楽しい。

善光寺に到着!!

門には金剛力士像がお出迎え。

この日は暑かったこともあって、流石に疲れた。

ただ有名な観光地だけあって、お土産屋さんも多く見ているだけでテンションが上がる!

スタバまでおしゃれ!

しっかりとお参りして、帰りは疲れたのでバスで駅まで戻った。

長野駅で帰りの新幹線を待っている間にちょっとだけ長野限定商品を購入し、車内で頂いた。

どちらも大変美味しく、買ってよかった!

最後の最後まで長野を堪能し、大満足な旅となった。

エンディング

長野県には何度も行ったことがあったが、小布施は初めての訪問だった。

とても楽しく、長野県のポテンシャルの高さに驚かされた。

食事、スイーツ、歴史、観光名所、あらゆるジャンルで魅力的なものがあり、大変満足度の高い旅をすることができる県。長野県。

特に今回の旅で葛飾北斎にハマった。

帰宅後、別びに葛飾北斎に関係のある場所へ出かけることにした。

それはまた別の記事で。

色んな目的・場所に旅することが出来るので、何度行っても毎回楽しめる長野県の旅!!

是非行ってみてください!!

はい!ということで、asgの勝手におすすめコーナーです。

第11回は、

書籍「オーデュボンの祈り」伊坂幸太郎著◇

今回は小説です。

asgは伊坂幸太郎先生の本が大好きで全ての小説を読んでいる。

その中でもこの「オーデュボンの祈り」は好きで何度も読み返している作品。

こちらがは伊坂幸太郎先生のデビュー作でもある。

あらすじは主人公の伊藤がコンビニ強盗に失敗した後、いつの間にか江戸時代から外の世界と遮断されている不思議な島にいた。

島には人と話せ、未来の見えるカカシがいたり、人を殺すことを許されている人がいたりと様々な人間が独自のルールで住んでいた。

ある日、未来が見えるカカシが壊され、頭を持ち去られているのが発見される。

そこから、色んな人が複雑に絡み始め、、、。

といった内容です。

伊坂幸太郎先生特有の魅力的な登場人物や軽妙な会話が心地いい!!

さらに色んな伏線がラストに向けて回収されていくのもスッキリする!!

デビュー作なのに高い完成度のある、読了感の良い作品です。

asg

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