こんにちは!
asgです。
今回は神奈川県小田原市にある「明神ヶ岳」に行きました。
先日、小田原に来た時にこの街がとても好きになったので、小田原から行ける山を探していたところ、「明神ヶ岳」を発見したのである。
平日に休みを取り、のんびりとした癒し登山でした。
それでは、スタートです!!!
大雄山線〜登山口まで
「明神ヶ岳」の標高は1,169m。
箱根外輪山にある山の一つである。
小田原駅から乗り換えて、大雄山線に乗り、終点「大雄山駅」に。
8:20 大雄山駅に到着
3両編成のローカル線で、乗っていると時間がゆっくりに感じられる。
乗客は地元の人ばかりでのんびりとした雰囲気。
駅前には小さな駅ビルといくつかの飲食店があるのみ。
さらにここ足柄エリアでは「金太郎伝説」が有名。
金太郎の銅像も建っている。
改札を出て、右に行くとバス停がある。
1番のりばの道了尊最乗寺行きに乗る。
バスの中は私以外に誰もいない。
貸切状態である。
8:50 終点「道了尊最乗寺」で下車
登山口の道了尊最乗寺
今回の登山口は「道了尊最乗寺」というお寺である。
このお寺の雰囲気がとてもいい!!
バス停の近くにはお土産屋さんもある。
今は、朝が早すぎて開店前のようだ。
三叉路の左にはトイレがある。
三叉路はトイレのある左に行っても、真ん中の石段を進んでもOK。
私は真ん中の石段を進んだ。
この日は快晴で清々しい!!
切り株の先に大きな門があった!!
これもまた迫力があり、かっこいい!!
門をくぐりさらに進む。
奥まで進み、左手にまたまた大きな下駄が出現!!
これが登山口の目印である。
下駄の脇を通り抜け、橋を渡ると、いよいよ本格的に登山道となる。
本格的に登山スタート!!
9:00 案内板に従って、進む。
序盤は木の根が沢山ある急登をひたすら登って行く。
急登を登りきると、歩きやすい比較的平坦な道となる。
この繰り返しが多かった。
加えてこの日は前日に雨が降った影響か地面もぬかるんでいて、歩きづらかった。
ちゃんと疲れる。
しっかり、しんどい。
途中、車道に出る。
道路を渡るとすぐに案内板があるので、迷うことは無い。
道は時折すり鉢のようになっていて、道幅は広く見えるが足元はとても狭く、歩きづらい。
それでも道は整備されているので、分かりやすくありがたい。
杉の木がまっすぐ立っていて、キラキラの日差しと相まっていい景色。
そうこうしていると、2度目の道路が出現。
ここは道路に出て、左に行くと登山道が見えてくる。
ここを登って行くと、見晴小屋に着く。
明神ヶ岳見晴小屋
9:40 明神ヶ岳見晴小屋に到着
小屋はだいぶボロボロで使える様な状態では無い。
小屋の前にはベンチもあり、休憩するには丁度いい。
案内板によると、頂上まではあと90分ほどである。
まだまだしんどそうである。
気持ちを入れ直して、登り始める。
ここからは、だいぶ歩きやすい道となっており、すごく気持ちいい!!
歩きやすいので、ずんずん進める!!
進んで行くと、「神明水」という水場を発見。
筒が出ていて、水を汲めそうである。
ただ水は、筒からはほとんど出ていなかった。
ここで水は汲まずに、そのまま先へ向かった。
少し行き、振り返ると眼下に素敵な景色が広がっていた。
さらに進むと、寂れた建造物が現れる。
後日、軽くネットで調べると、昔ロープウェイを作ろうとして、完成せずに終わってしまった様だ。
ちょっとラピュタみたいで、かっこよく感じる。
未完っていうのもなんか良い!!
ラピュタを過ぎると、白いものが見えてくる。
え、、!!
うそ、、!!
まさか、、まだ雪残っているのか、、。
もう4月なのに、、。
はい!!
めっちゃ残雪!!!!
雪だけでなく、途中には道が崩れている箇所もあり、登る方は日帰りで行けるからと舐めていかない様に注意が必要。
ま、どの山も一緒ですね!!
雪自体は固く、歩きづらいということも無い。
だが、道が見えづらかったり、滑らないか心配にはなる。
雪のある道で崖っぷちは怖い!!!
ここら辺から道が見えづらく、分かりづらくなっていた。
登山初心者の方は1人で行くのはオススメしないかも。
岩場の上に雪が積もっていると、危ない。
気をつけて進む。
雪に関係なく、「この先通行注意」な道もあるのである。
あまり足跡がないので、今日は私がこの道を歩く1人目かもしれない。
実際、頂上まで誰とも会わなかった。
しばらく頑張って登ると、雪ゾーンを越える。
もうすぐ頂上である。
登頂!!!
はぁはぁ言いながら、登っていると一気に視界が開けた。
11:00 明神ヶ岳登頂!!!
明神ケ岳の頂上は広く、ベンチもありゆっくりするのに適している。
また、景色も大きく、とても美しい!!
私は荷物を降ろし、ベンチでのんびりコーヒーを楽しんだ。
やはり山頂で飲むコーヒーは最高である。
天気がもっと良ければ富士山が見えるのだが、今日は見ることが出来なかった。
残念だが、仕方ない。
頂上では私以外におじさまが3人と外国人カップルが1組いた。
私が登頂した時におじさまの1人から声をかけられた。
「そっちから来たの!?そっちの道グチャグチャで大変だったでしょ?笑」
「はい!!大変でした!!!!笑」
街では絶対に話すことのない人でも山でなら気軽に話せてしまう不思議。
山では人に会ったら挨拶するのがエチケット。
人と挨拶することが自分の身を守ることにことに繋がる事もある。
みんなも山ではちゃんと挨拶をしよう!!
ゆっくりと頂上を堪能できたので、下山を開始した。
下山
さて、下山である。
当初は来た道を戻る、いわゆるピストンで下山しようとしていたが、あの大量の残雪とグチャグチャのゲリ道を下るのは嫌だ。とても嫌だ。
そこで地図を確認したところ、もう一つの下山道を発見!!
こちらの道も残雪がある可能性はあるが、一縷の望みを込めて、このルートで下山することにした。
登って来た方向を背に少し奥に行くと案内板がある。
手書きで癖字の案内板に従って、下りて行く。
先を見ると、あまり人が通ってなさそうな道である。
しかし、もう行くしかないのである。
意を決して歩き始めた。
すると、早速の残雪。そして倒木の連続攻撃である。
残雪を気にして足元を見ていると、頭上の倒木に頭をぶつける。
いってーな!!
と文句を垂れて倒木をくぐると、さらに新たな倒木がこんにちは。
くぐったり、跨いだりしながら下山して行く。
幸いなことに登りできた道よりも、地面はぬかるんでいない。
途中、木のトンネルがあるメルヘンな道を通る。
こちらの道でも道路に出る。
ここも普通に渡れば道から外れることは無い。
相変わらずの手書きの癖字の案内板が置いてある。
この下山道は、初心者でソロの人にはオススメしない。
なぜなら、倒木が多いのと、道がわかりづらい箇所があるからである。
倒木は完全に道を塞いでいるし、
道はどうなっているの?的な場所もある。
難所をいくつか越えると、電線の下をくぐる道に出る。
ここまでくれば、道に迷うことは無い。
手書きの癖字の案内板に従って進めば、良い。
そして、
13:00 「道了尊最乗寺奥の院」に到着!!
登山をスタートしたお寺の一番奥に降りて来たことになる。
それにしても、すげー階段だな!!
すでに足はプルプル来ている中、この階段を降りるのはなかなかにキツい!!
ゆっくり降りて、振り返って見ると、
やっぱりすげー階段だな!!!笑
もし、登山では無く観光で奥の院まで行こうと思っている方は、覚悟して行ったほうがいい。
その後は、少しお寺を見学。
来た時には開店時間まえで、開いてなかったお土産屋さんも今は開いていた。
こういう、お土産屋さんって良いよね。
中を覗きたくなる。
しかし、今回はバスの時間が迫っていたので、寄らなかった。
また次回のお楽しみ。
そして、来た時と同じバス(運転手さんも同じだった笑)で大雄山駅に戻り、帰宅した。
今回のMVPアイテム
今回からは「せっかく山の記事を書いているのだから、使っているアイテムでも紹介しようか。」という非常に安直な思いつきで、今回のMVPアイテムを紹介することに決定!!
山の道具は大好きだが、それを色々買って、使って試していけるほど、お金は無い!!!
なので、「それ、定番のやつじゃん!!」「他の記事でも見たことある」などのクレームは一切受け付けません。笑
私が個人的に使って良かったものを淡々と紹介して行くコーナーとなっております。
では早速、今回のMVPアイテムは、、、
「ジェットボイル スタッシュ」
はい!!
いきなり定番アイテムですね笑
これは言わずと知れたジェットボイルシリーズの最軽量モデル。
ガス缶もクッカーもバーナーも一つにまとめて持っていけて、コンパクトになるのがGOOD!!
なのに200gという軽さも魅力的!!
そしてそして、ジェットボイル最大の特徴である、湯沸かしの早さも兼ね備えている優れもの!!
定番には定番になるだけの実力があるのである。
今回の山に限らず、山頂で素早くお湯を沸かせるのは、とても役にたつ。
汗冷えせずに温かいコーヒーを飲むことも可能だ!!
エンディング
総じて、平日の明神ヶ岳はとても気持ちの良い登山となった。
ルートも色々あるため、次は他のルートで登って見ても面白いはず。
ただ、初心者の方は経験者と一緒に登ることをオススメします。
都心から日帰りで行けるし、景色はいいし、山頂にベンチもある。
登山を趣味にしている人には広くおすすめな素敵な山でした!!
さて、今回もasgの勝手におすすめコーナーです!!
「MVPアイテムがあるだろ」「MVPアイテムコーナーと何が違うんだ!」
そんな声は受け付けない。聞こえない。ありえない。
はい!!!!
第4回は、
◇映画「サマータイムマシンブルース」本広克行監督◇
山とか旅とか珈琲とか、一切関係ありません!!笑
ただ好きなものを勝手に紹介するだけ。
この映画は大学の「SF研究会」が夏休みに遊んでいたら、部室にあるクーラーのリモコンを壊してしまうことから始まる。
リモコンが無いと、暑い夏を乗り切れない、、、。
その時、何故か部室にタイムマシーンが登場!!!笑
「そうだ!!このタイムマシーンで昨日に戻って、壊れる前のリモコンを手に入れればいいじゃん!!」
そんなアホな思いつきで、タイムマシーンを使ってしまったので、色々と辻褄が合わなくなったり、逆に辻褄があったりして、、笑
世界を救ったり、強大な敵と戦ったりする映画では無いですが、若き日の瑛太や上野樹里やムロツヨシが楽しそうに大学生を演じているのが観ているこっちも楽しい!!
映画の設定もとても面白いし、学生特有のくだらないノリがまた面白くて、あっという間に見終わってしまう良い映画です。
是非、暑い日に観てみてください!!!!
それでは、また次回お会いしましょう!!
asg