秩父のシンボル!!【山行記-武甲山-】

こんにちは!!

asgです!!

今回は日本二百名山の「武甲山」に行って来ました。

場所は埼玉県秩父市。

最寄駅は横瀬駅。

標高は1,304m。

都心から日帰りも可能ということで、平日に有給を取り、朝一から動いて日帰り登山をしてきました。

その武甲山、昔から石灰岩が多く取れるので、大規模な採掘が行われてきました。

その結果、山の見た目が激変!!

見た目が変わったせいなのか、おかげなのか、誰がどこから見ても「あ、武甲山だ!」と気づくようになった。

そんな悲しいような可哀想な歴史を持つ山。

あ、でも見た目は超かっこいいと思う!!

また、日帰り登山でネックなのは横瀬駅から登山口までの距離。

歩くと2時間かかる。

日帰りで登りたいならタクシーを使うのがベター。

しかし!!

asgはそんな軟弱な選択はしない!!

己の足で行くのだ!!

前から気になっていたこの山にいざ挑戦なのである。

それでは、スタートです!!!!

事前に組んだスケジュール

今回、事前に組んだスケジュールはこちら!!

・横瀬駅(7:29着)

・横瀬駅(7:45発)

・延命地蔵尊(8:05着)

・一の鳥居(10:05着)

・シラジクボ(12:00着)

・武甲山山頂(12:45着)

・武甲山山頂(13:30発)

・大杉の広場(14:10着)

・一の鳥居(15:30着)

・延命地蔵尊(17:30着)

・横瀬駅(17:50着)

・武甲温泉(18:00着)

怖いところは横瀬駅⇄一の鳥居の歩き。

片道2時間ちょっとかかるので、時間と体力を削られる。。

出来ればこのエリアでタイムを縮め、早く下山してゆっくりと温泉に入りたいところ!!

さらに当日は気温30度超えの暑さ、、!!!

6月中旬のまだ体が暑さに慣れていない状態で、このスケジュール耐えられるのか!?

横瀬駅〜一の鳥居

7:30 横瀬駅に到着!!

すでに暑い!!

駅の横にある待合所の中で、荷物の整理と行動食を少し食べてエネルギーをチャージした。

待合所から出ると、コーヒーのいい匂いがする。

横を見ると駅前コーヒースタンドというお店があり、平日の朝からお客さんが並んでいる。

素敵な駅前だなぁ。

こういう発見があるとテンションが上がる。

駅前にあるトイレに行き、ストレッチをしていざ出発!!

いきなり歩道が無い。

しかも平日の朝は交通量がそこそこあるので危ない。

気をつけて進む。

右手に見えるかっこいい山が武甲山である。

今からあのてっぺんまで行くのかと思うと、気が遠くなる。笑

道沿いを進み、線路をくぐる。

7:55 延命地蔵尊に到着!!

先にある信号を右に行くと、正面に武甲山がくる。

あとはひたすら歩くのみ!!

武甲山は石灰岩の採掘場でもあるので、工場がたくさんあった。

時折すれ違う車が真っ白である!笑

進んで行くと、本当に工場の敷地内を歩いてくようになる。

大きなトラックも走っているので、ここも注意しながら歩いて行く。

この道を歩くのは悪いことでは無いので安心を。

その証拠に途中には登山者も利用可能なトイレもあった。

工場の方々、優しい!!

工場エリアを抜けるとグッと山に近づいてきた。

先では延命水という水場がある。

水場を過ぎると武甲山登山駐車場もあった。

しかし、多くの人はそのまま進み、一の鳥居の駐車場に停めている。

8:45 一の鳥居に到着!!

一の鳥居〜シラジクボ

一の鳥居には綺麗なトイレがあった。

トイレに行き、荷物を整えて出発した。

杉並木の先の分岐は右へ。

今回はシラジクボのルートで登ったが、表参道ルートで行くと、何丁目なのか目印があるので、わかりやすい。

全部で52丁目まであるので、ペース配分を考えるのに役に立つ。

工事現場の脇を通りながら先に進んで行く。

いけすのような場所があるところを抜けて行く。

12丁目を超えた先あたりで表参道とシラジクボの分岐が出る。

分岐はシラジクボ方面へ橋を越えた。

ここから先は本格的に登山道になる。

そこそこ急登なので体力を削られる。

暑かったので、本当にしんどかった。

進んでは止まり進んでは止まりゆっくり登った。

登って行くと、持山寺跡があるようだ。

最短ルート上では無いし、疲れているので、悩んだが行くことにした。

片道5分ほど。

9:40 持山寺跡に到着!!

何だが神秘的な空間だった。

来た道を戻り、再び登り始めた。

しかし!!

ここでミス!!

間違えて、管理用の道を進んでいたようだ。

人が歩いているような気配は無かったが、道があるので、間違いに気が付かずそのまま進んでしまっていた。

最終的にはこんな道を登ることになってしまった。

他の人はそうならないように注意して!!!

OMMかよ!!(出たことないけど)

そんな悪態をつきながら、気合いで登りきった。

振り向くとこんな感じ。

そして横を見ると正規ルートがこんにちは。

しくじった!!

余計な体力を使ってしまった。

10:00 シラジクボに到着!!

武甲山登頂!!

シラジクボから先はまた急登が始まる。

しっかりとキツいのである。

ヒーヒー言いながら登り、すぐにキツくて立ち止まる。

止まると、山の静けさに癒されるかと思いきや、鳥や虫の声がうるさい。

やっと山頂直下まで来た。

すぐ先にはトイレもあった。

10:27 「武甲山御嶽神社」に到着!!

神社の奥に行くと展望台があり、そこが山頂のようだ。

10:30 武甲山登頂!!

山頂からの眺めは抜群に良い!!

山頂にはasgの他に優しそうなおば様が1人いた。

疲弊しきったasgはあまり食欲が無く、水分と少しのお菓子を食べて休憩していた。

すると、優しそうなおば様、略して「やさば様」が声をかけてくれた。

やさば様「暑いですねぇ。」

asg「そうですね。疲れちゃいましたよ。」

やさば様「そうですよねぇ。どこから登って来たんですか?」

asg「シラジクボの方からです。」

やさば様「え!そっちから来たんですか!それは大変でしたよねぇ。あっちは急登だから、、。スタートは一の鳥居ですか?」

asg「いえ、横瀬駅から歩いて来ました。今日は暑くて、とっても疲れましたよ。(やさば様は)どこから登って来たんですか?」

やさば様「私は表参道よ。帰りも表参道ルートから下りるわ。それより、横瀬駅から歩いて来たんですか!それはすごいですね。駅から鳥居まで遠かったでしょ。こんな暑いのにお疲れ様でした。」

asg「ありがとうございます。私も帰りは表参道ルートですよ。」

やさば様「あら、そう!帰りも横瀬駅まで歩くの?」

asg「はい。頑張ります!」

やさば様「そうですか。お気をつけて!」

asg「ありがとうございます!そちらもお気をつけて!」

山での出会いは良いものだ。

人と話すことで元気が出て来た!

それから15分ほど景色を楽しみながら休憩し、下山を開始した。

下山。

下山を開始。

忘れていたので、神社でしっかりとお参りもした。

休憩したことと、あとは帰るだけということで身体が軽い。

どんどん下って行く。

11:10 大杉の広場に到着!!

ここで山頂で出会ったやさば様に追いついた。

やさば様「あら!速いですね。」

asg「はい!横瀬駅まであるので頑張ります!お気をつけて。」

そう挨拶を交わして下山を再開した。

表参道ルートには石積場に石灰石がたくさん積んであった。

色んな人が山頂の神社から持って来ているのだろう。

名前や願い事が書かれていた。

不動滝まで下りてきたところで綺麗な野鳥を発見。

とても美しい。

名前が分からないのが悔しい。

野鳥に詳しくなりたい。

不動滝も美しく、山が1つの生き物のように感じる。

近くまで行くと滝の音に癒された。

滝の近くにはペットボトルが置いてあり、水を山頂のトイレまで運んでくれるボランティアを募っている。

11:50 一の鳥居まで下山!!

小走りで下りてきた。

ここからはコンクリートの道。

横瀬駅まであと2時間ちょっと。

気が遠くなるので、考えるよりも先に走り始めた。

工場エリアまで来たところで、後ろから来た車がasgを追い抜かないで付いてくる。

、、、、え???

ちょっと待って。怖い!怖い!!怖い!!!

今の体力では逃げ切れる自信も無いよ!!

恐る恐る後ろを振り向くと、そこには山頂で出会ったやさば様が、、!!!

やさば様「横瀬駅まででしょ?よかったら送って行くわよ。乗っていかない?」

asg「、、え、いや申し訳ないですよ。いいんですか?」

疲れすぎて遠慮と図々しさがタイムラグ無しで出てしまった。

それでもやさば様は優しい。

快く汗だくのasgを乗せてくれた。

やさば様はここら辺が地元らしく武甲山も何度か登っているとのこと。

さらに登山サークルに所属しており、最年長の80代だか90代だかのおじいさんはもう少しで武甲山登頂1000回になるんだとか!!

いや、桁違い!!

すごすぎるよ!!

今年中に1000回達成が目標らしい。

やさば様はこのあとお孫さんを迎えに行くとのこと。

わざわざすみません。本当にありがとうございます。

埼玉の山のおすすめや登山サークルのことなど短い時間だったが、色んな話をしていたらあっという間に横瀬駅に着いた。

山での出会いは大切。

山好きに悪い人はいない。

やさば様、本当に助かりました。心の底から感謝いたします。ありがとうございました!!

その後、歩いて10分ほどのところにある武甲温泉でひとっぷろ。

この日は「荒川劇団」という劇団のイベントが行われていた。

おじいさんおばあさんが仮装して歌ったり、芸を披露していた。

なんと大広間は満席状態。

本当はご飯を食べたかったのだが、そんな席の余裕は無い。

頭のおかしいasgは諦めて、なんとここから30分以上歩き、西武秩父駅に移動してわらじかつ丼とビールを堪能して帰宅したのであった。

実際のスケジュール

実際のスケジュールはこうなりました。

・横瀬駅(7:29着)

・横瀬駅(7:45発)

・延命地蔵尊(7:55着)

・一の鳥居(8:45着)

・シラジクボ(10:00着)

・武甲山山頂(10:30着)

・武甲山山頂(10:50発)

・大杉の広場(11:10着)

・一の鳥居(11:50着)

ここら辺でやさば様に拾われる。

・横瀬駅(12:15着)

・武甲温泉(12:30着)

・武甲温泉(13:20発)

・西武秩父駅でご飯(13:45着)

帰宅

やさば様のおかげで大分時間の短縮が出来た。

ただもし、やさば様と出会っていなくてもそこそこ時間を短く出来ていたように思える。

やはり時短ポイントは横瀬駅⇄一の鳥居のエリアだと思います。

このエリア、夏場は日陰がほとんどないので暑さ対策を忘れずに!!

MVPアイテム

では、今回のMVPアイテムの紹介です!!

「パタゴニア キャプリーンクール」

もうね、夏場はこのTシャツとマウンテンハードウェアのTシャツしか着てないです。

そのくらい最高!!

通気性、速乾性、肌さわりの良さ、どれをとっても100点満点!!

特に肌さわりの良さは重要。

汗をかいて肌にくっついてしまうとめっちゃ不快!!

しかし、キャプリーンクールは汗をかいても不快感がほとんど無い!!!

さらに、デザインも単色から可愛いものまでたくさんあるのもGOOD!!

デザインの幅広さもとっても重要である。

私は白の単色やグレーの単色で会社に行くこともある。

仕事からプライベートまで色んな場面で使用可能なのだ。

可愛いデザインはそのままコーディネートのメインに出来、シンプルなデザインはどんなアイテムにも合わせれる。

まさに、万能で汎用性抜群のアイテムなので、1枚は持っておきたい、超絶オススメなアイテムです!!

パタゴニア オンラインストア

エンディング

武甲山は登り応えのある良い山でした。

地元の人にも愛されているのも分かる。

登山ルートもいくつかあり、中には縦走コースもあるので、次回は挑戦してみたいものです。

・日帰りで登り応えのある山に登りたい人

・駅からスタートして、駅にゴールできる山に登りたい人

・山頂からの景色が綺麗な山に登りたい人

・下山後に温泉に入りたい人

そんな人におすすめな山です!!!

では、勝手におすすめコーナーです。

第34回は、

◇書籍「死んだ山田と教室」金子玲介著◇

本屋大賞の候補にもなっていたので、有名ですね。

男子校の人気者「山田」がある日、人を助けて交通事故に遭い死んでしまう。

悲しみに沈む教室。

重い空気。

しかし、どこからか山田の声が聞こえてくる。

ざわつく教室。

声の出所を探すと、教室のスピーカーから聞こえてくる。

放送室にいるのか?

いや、居ない。

なんと、山田は死して教室のスピーカーに取り憑いてしまったらしい。

こんな嘘みたいな話、このクラス以外には言えない。

隠さなければ。

山田は話せるし、聞こえるが、何も見えないようだ。

もし、誰かこのクラス以外の人間が入って来たときに間違えて山田が話してしまうとまずい。

なら山田と話すときは、話しかける前に合言葉を決めておけば良いんじゃ無いか?

そうしよう!

ということで決まった合言葉が男子高校生らしく、思いっきりバカで好き。

クラスのみんなはまた山田と日々を過ごすことが出来るようになったのだが、過ごすうち、話すうちに山田の過去やそれにまつわる人間関係など、色んな場面で問題が起きてくる。

また、山田は寝れないらしい。

みんなが帰った後はずっと孤独なのだ。

頑張って自分なりに孤独を紛らわせたり、自分の過去やクラスメートの人間関係と向き合う山田が健気で、読んでいるうちに感情移入する。

山田とクラスメート、クラスメート同士、山田の孤独との戦いなどそれぞれ青春ど真ん中だからこその複雑な人間関係や心情がとてもうまく描かれている。

そして、読み終わった後は、武甲山を登った時の夏の暑さよりも熱い気持ちになっている。

まるでジェットコースターを乗り終えたように心臓がバクバクしたのを覚えている。

そんな1冊です。

是非読んでみてください。

それではまた!!

asg


タイトルとURLをコピーしました