こんにちは!!
asgです。
今回は神奈川県最高峰の山「蛭ヶ岳」に登ってきました。
標高は1,672.7m。
蛭ヶ岳のコースタイムは13時間超え。
通常は1泊2日で行程を組む山ですが、今回は日帰りで敢行しました!!
なぜなら有休を使えるのは1日のみだからです!!
というのも、最近ランニングを週に1回定期的にしているので、体力がついてきた気がします。
そこで調子に乗って、通常1泊2日で行く蛭ヶ岳を日帰りで行けるんじゃないか?と考え付いちゃったのです。
目標は2つ!!
①ちゃんと蛭ヶ岳に登頂し、日帰りで戻ってくる。
②帰りに温泉に入る。
己の限界に挑む!!!と銘打った蛭ヶ岳日帰り登山。
果たして、最後まで登り切ることが出来たのか!?
そして、温泉に入ることは出来たのか!?
それでは、スタートです!!!!

予定スケジュール
asgは車を持っていないので、電車とバスで日帰り登山となる。
大倉バス停からスタートし、大倉バス停に帰ってくる。
通常のコースタイムで行っていたのでは、帰れるか分からない、、。
私が出した計算では通常のコースタイム×0.7のタイムで行かなければ、帰りに温泉に入ることが出来ない!!笑
そのスケジュールがこちら!!
・渋沢駅(6:48発)
↓ バス
・大倉バス停(7:03着)
・大倉バス停(7:30発)
↓
・見晴らし小屋(8:20)
↓
・金冷シ(9:25)
↓
・塔ノ岳(10:30)
↓
・丹沢山(11:25)
↓
・蛭ヶ岳(12:45着)
・蛭ヶ岳(13:00発)
↓
・丹沢山(14:20)
↓
・塔ノ岳(15:15)
↓
・見晴らし小屋(17:00)
↓
・大倉バス停(17:40着)
・大倉バス停(17:52発)
↓
・渋沢駅(18:07着)
その後、徒歩20分で「ととのいの郷 秦野湯花楽」へ。というプラン。
コースタイムの7割なのに行動時間10時間越え!!
これは、自分の脚、最後までもつかな、、、。
やはり己の限界に挑まねばいけないようだ、、!!!

大倉バス停〜見晴らし茶屋
6:45 渋沢駅に到着

夕方には戻ってきて、温泉に行きたいところなので、始発に乗れるように家を出た。
渋沢駅からバスで大倉バス停へと向かう。
始発で来たのに、バス停にはすでに長蛇の列が。

登山好きは早起きである。
バスに揺られること15分ほどで大倉バス停に到着した。
7:05 大倉バス停に到着

大倉バス停でトイレに行き、荷物を整理して準備をする。

準備ができたところで、己の限界に挑む登山スタートである!!
バスが入って来た場所から右手に進む。

序盤は車道を進んで行く。

のどかな景色である。

この日は4月中旬だったが、まだ少し桜が残っていた。

道は少し傾斜が上がり、上り坂に。

それを超えると、
7:11 丹沢大山国定公園入り口に到着

分岐は左側へ。

杉並木をどんどん登って行く。

歩きやすいところでスピードを上げて、どんどん距離を稼いでいく。
途中で水場があった。

その先に行くと、傾斜がきつくなってきた。

7:25 観音茶屋に到着

お茶屋さんはやっていなかったが、ここにはトイレがある。
本当は一息つきたいが、そのまま通過。
7:36 分岐

分岐までですでに疲れた。
ベンチの誘惑もある。

しかし、気合を入れ直し通過。
一旦平坦な道になるので、歩きながら休む。

ここは歩いているだけで気持ちがいい!!
先まで行くとあっという間に見晴らし茶屋に着いた。
7:40 見晴らし茶屋に到着

見晴らしはそこそこかな。

ここで荷物整理としっかり水分補給を済ませることをお勧めする。
ここまででも十分疲れたが、この先からが「本当の地獄」の始まりだったのである。
見晴らし茶屋〜花立山荘
見晴らし小屋の裏側に行くと、目の前に急登が出現!!
まじでキツい!!

急登を超えると、また比較的平坦な道となる。

そして、普通の登り。

そしてまたまた平坦。
私は個人的に登山中の平坦な道を「サービスゾーン」と呼んでいる。

進むと、階段ゾーンが見える

奥に急登が見える恐怖。。

階段の奥行きが思ったより狭いので、疲れる。。

8:05 駒止茶屋に到着

しかし、先を急ぐので通過。
またサービスゾーンを進み、

8:20 堀山の家に到着

ここから先は登り登り登り!!!!





丹沢山の特徴である木道は素敵だが、超しんどい!!
強制的に足を上げさせられるので、太ももがパンパン!!
しかし、振り返ると富士山が見守ってくれている。

まだまだある階段地獄を登ると、

8:50 花立山荘に到着

ここからの景色は素晴らしかった!!

またトイレもあるので必要な人は利用することができる。

しかし、この先も階段地獄は続く。
金冷シ〜塔ノ岳
地獄の階段をゆっくり上がって行く。

手すりのある道を渡っていく。

その先の登りもしんどい。。
あーーー!!!
もう限界!!!
って思ったところで、金冷シに着いた。
9:05 金冷シに到着

ここまで来たら、塔ノ岳はすぐ近く。
9:20 塔ノ岳登頂!!

富士山が宙に浮いているようでカッコいい!!
標高は1,491m。
登山の安全を祈願する如来様もいらっしゃった。

この塔ノ岳から色んな場所にいける。

流石に疲れたので、ひとまず休憩をした。
朝食として、クリーム玄米ブランブルーベリー味とウイダーを食べた。
正直もう帰ってもいいかなってくらい疲れている。笑
ただ、「限界か?」と聞かれれば「もう少しいけます!」と答えれる程度には体力が残っているのも事実。
気合を入れ直し、次の山「丹沢山」へと向かった。

塔ノ岳〜丹沢山
塔ノ岳からは丹沢山へ向かうにはまず思いっきり下る。泣

結構下るので、その分登り返すことになる。
下りたくない!!!と思いながら下りていく。
平坦な道まで下りた。

その先で登る。

登りはやはり階段地獄。
太ももはずーっと悲鳴を上げている。
進んでいくと、笹のエリアに出た。
木道と笹の道は歩いていて、とても気持ちいい!!!

左手には富士山が綺麗に見えた!

富士山に見とれていると、痛みを感じる。
ふと見ると、トゲトゲしい植物が生えている!

このトゲトゲしい植物はこの後もたくさんあったので、歩くときに気をつけた方がいい。
木道をずーっと歩いていき、丹沢山に辿り着いた。
10:30 丹沢山登頂!!

石の形が可愛い!!
標高は1,567.1m。
山頂には山小屋もあるので、飲み物も購入できるし、トイレも借りる事ができる。

ここでも休憩を取る。
ベンチがいくつかあるので、休みやすい。
もう足が疲労困憊。
でもここまで来たら、蛭ヶ岳まで行きたい!!
最後の踏ん張りで、蛭ヶ岳へ向かった!

丹沢山〜蛭ヶ岳
丹沢山の山頂から案内に沿って、蛭ヶ岳へと向かう。

富士山がとっても綺麗だが、写真の真ん中の山を超えていかないといけない。

よーーーっく見ると、赤い屋根の建物が見える。
あれが山頂か!?
と一瞬思うが、そうではない。
右奥の方に、さらによーーーーーっく見ると、山頂にもう一つ建物が見える。
そこが山頂なのである。泣

しかも、ここからめっちゃ下る。
嘘だろ!!
もう登ろうよ!!
言葉だけだと頭がおかしくなったのかと思うが、本当にそう思えるほど、下るのである。
もちろん下った分、登り返すことになる。
やっと下りきったので、登る。

半端なく疲れたので、何度も立ち止まりながらゆっくりと登っていく。
すると、右側に鷹を発見!!!

あれ、鷹だよね?
カッコいい!!!

つい見惚れてしまった。
せっかくなので動画を撮っていたら、急にこっちを振り向いた!!
怖!!!
殺される、、、!!!
怖すぎて全く動けなかった。。。
野生動物に狙われるとこんなに怖いのか。
自然界での人間の弱さを改めて実感。
そろりそろりと登山を再開した。

11:00 不動ノ峰休憩所に到着

これが蛭ヶ岳へ向かう前に見えていた赤い屋根の建物。
休憩所はとっても綺麗!!
私は休憩所には寄らずに先へ進んだ。

ゼェゼェ言いながら、登りきった。
と思ったら、目の前に絶望的な景色が現れる。

また下るのかよ!!!
ここからまた下って登って、丘を2つ超えた先に小さく見える建物が山頂。。泣
しかも、途中の道は大分荒れている。

気をつけて進む。
あー、しんどい!!
さらに出てきたのは岩場!!

そこそこ危ないので注意が必要。
ここに来るまででも相当疲弊しているので、なおのこと危ない!



気をつけて下りて、その先をさらに登っていくと、遂に、、、!!!
11:45 蛭ヶ岳登頂!!!

やっと着いた!!!
まじで疲れた!!!
山小屋の前でしばらく休憩。

そして私はここを山頂としてしまった。。。
本当はこの裏に広場があるのに気がつかず。。。
OMG!!!
行けばよかった!!
ここまで来たのに、、!!
もう来ないかもしれないのに、、!!笑
でも登頂は登頂という事で、ひとまずは達成!!
下山を開始した。

下山(蛭ヶ岳〜塔ノ岳)
下山は来た道を戻る。
辛すぎて丹沢山までの写真は無い。
特に階段地獄のゾーン。
何度も何度も止まった。
13:00 丹沢山に戻る。

ここから先もまたキツい。

13:30 日高に到着

そしてまた階段地獄で足を痛めつける。

ここでも辛すぎて、何回も止まり、少しずつゆーーーっくり登った。
13:55 塔ノ岳に戻る

下山は眼下に街が見えるので、景色が綺麗。

景色に癒され、少し気力を回復して、また歩き出した。
下山(塔ノ岳〜大倉バス停)そして温泉。
この辺りから足の痛みが限界に来ていたと思う。
下山で足を踏み出すたびに痛みがあり、体を支えるのが厳しくなって来ていた。
ゆっくり歩いているのに、少し進んで立ち止まるということを繰り返した。
そして、2L持って来ていたが、飲み物が無くなりそうである。
ちょうど良いタイミングで堀山の家に着いたので、水を1本購入。

1本500円。
ありがてぇ。。
体力回復!!
下山はまだまだ続く。
15:20 見晴らし小屋に到着

その先の杉並木が美しい!!

そしてほぼ下りきり、
15:50 美味しい秦野の水道水に到着

秦野は水道水が美味しいらしい。
実際に横の水道でお水を飲むと、確かに美味しい!!
いや、疲れているからかも笑
いやいや、美味しい!!笑
16:05 下山完了!!大倉バス停に到着!!

本当に疲れた、、!!
バス停の自販機でコーラを購入し、がぶ飲みした笑
トイレ前の水道には登山靴の汚れを落とす用のブラシがあったので、足を綺麗にしてバスを待つ。
バスが来たので、渋沢駅に戻った。

その後、渋沢駅から歩いて20分ほどのところにある「ととのいの郷 秦野湯花楽」で汗を流した。
温泉がとーっても気持ちよかった。
気持ちよ過ぎて、ほぼ放心状態だったので、写真を撮り忘れた笑
露天風呂も良いし、いろんなタイプの湯船があったので楽しい!!
サウナもあったが、今回は汗を流し過ぎているので、自重することに。
しかし、食事は自重する事が出来なかった。。
家に帰る前に家の近くの中華屋さんで肉チャーハンと餃子と瓶ビールを飢えた体に補給。
実はYAMAPによると、この日の消費カロリーは3,228キロカロリー、、!!
そりゃ、お腹も空くよ!!
山と温泉と中華とビール。
間違いなく最高な組み合わせを堪能し、大満足の休日となった。

実際のスケジュール
今回の実際のスケジュールはこちら!
・渋沢駅(6:48発)
↓ バス
・大倉バス停(7:03着)
・大倉バス停(7:05発)
↓
・見晴らし小屋(7:40)
↓
・金冷シ(9:05)
↓
・塔ノ岳(9:20)
↓
・丹沢山(10:30)
↓
・蛭ヶ岳(11:45着)
・蛭ヶ岳(12:00発)
↓
・丹沢山(13:00)
↓
・塔ノ岳(13:55)
↓
・見晴らし小屋(15:20)
↓
・大倉バス停(16:05着)
・大倉バス停(16:22発)
↓
・渋沢駅(16:23着)
その後、温泉へ。
想定のスケジュールより大分早く登る事が出来た。
7:05に出発して、16:05に帰って来たので、総行動時間はちょうど9時間。
スピードを意識しての9時間行動なので、非常にキツかった。
これを8時間以内にやり切ると「健脚」の称号を手に入れれるらしい。
もし、いつかもう一度チャレンジする時が来たら、8時間以内でのゴールを目指すとしよう!!

MVPアイテム
今回のMVPアイテムは、
「山と道 DW 5-Pocket Pants」


今では超有名な「山と道」の登山パンツである!
5-Pocket Pantsはいくつか種類があり、asgが購入を検討したのは3種類ある。
①5-Pocket Pants
②Light 5-Pocket Pants
③DW 5-Pocket Pants
①はベーシックなタイプで、②は耐久性は高くないが、最軽量、③は①と②の中間といったポジションで、①より軽量で②より耐久性があるというタイプ。
asgは良いとこ取りのタイプが1番好きなので、③DW 5-Pocket Pantsを購入!
通気性も良し、足上げ時の引っ掛かりのない裁断パターンも良し、肌さわりも良し!!
そしてこのパンツの最大の特徴である5つのポケット。
前に2個、横に2個、後ろに1個の計5個である。
この中の横2個というのが非常に便利!!

スマホを体の横に入れる事が出来るので、歩いている時にポケット内のスマホが足に当たらないというのが最高!!
登山中にポケットのスマホを入れてもノーストレス!!
さらに重量も軽く、汗をかいても肌にくっつかないのもGOOD!!
カラーバリエーションも多いので、選ぶ楽しみもある。
さらにサイズもS、M、L、XLだけでなく、S-Tall、M-Tall、L-Tall、XL-Tallといったいろんな体型の人に対応している。
見た目もすごくおしゃれなので、超おすすめのアイテムであります!!
エンディング
今回は蛭ヶ岳日帰り登山に挑戦しました。
結果は、大倉バス停から蛭ヶ岳ピストンを9時間でやり遂げる事が出来ました。
しかし、本当にキツかったです。
asg史上2番目にキツい登山にランクイン!!
1番キツかったのは20kg以上の荷物を背負っての北岳。。
あれも地獄だった。。
まぁ、それは良いとして、蛭ヶ岳は神奈川最高峰だけあり、素晴らしい山でした!
丹沢山地はキツいけど、景色も良いし、山小屋も充実している。
道もちゃんと整備されている、地元の人に愛されている本当に良い山だと改めて感じる事が出来ました。
体力に自信のある人は是非チャレンジしてみてください!!
初心者はやめた方がいいです。
第30回は、
◇書籍「あやうく一生懸命生きるところだった」ハ・ワン著◇

この本は、自分の生き方を見直すために40歳で仕事を辞めた韓国人男性のエッセイである。
「何の為に生きてるんだっけ?」
改めて自分で自分に聞いてみる。
そして本気で考えてみる。
そうすると、「何でこんなに頑張っているんだろう」「何ですでに頑張っているのに、頑張って!と言われるんだろう」「頑張った先に何があるんだろう」など色んなことを見つめ直すことになる。
出世する為に頑張ったり、他の人と競い合ったりする必要は本当にあるのかな。
無理しなくていいよ。
頑張らなくていいよ。
自分にとって1番大切な事のために、生きよう。
贅沢な暮らしで無くても、ストレス無く、幸せを感じられる生活ができれば良いじゃないか。
そんな事を実体験を基にクスリとユーモアを交えながら語りかけてくれる1冊です。
本の中の挿絵が可愛いし、たまに出てくる例に日本のドラマなどが出てくるところも面白い。
今の生活に疲れやストレスを感じている人は多いと思います。
そんな時は蛭ヶ岳日帰りなど体の限界まで運動するか、この本を読む事をオススメします!!!
それではまた!!


asg