古来より信仰されていた雨降山【山行記-大山-】

こんにちは!

asgです。

今回は神奈川県にある標高1,252mの大山(おおやま)に登ってきました!

大山は縄文時代から霊山として崇められ、江戸時代には多くの人が観光に来ていて「大山詣り」と言われていたようです。

さらによく雨が降るので「雨降山(あめふりやま)」と呼ばれ、水の神としても崇められていたようです。

そういえば、昔住んでいた家の近くに「大山街道」という道がありました。

その大山街道のゴールがこの大山だったんですね、、!!

なんだか感慨深いです。

こういう繋がりを発見した時って、テンション上がる!!

そんな歴史のある山を今回は堪能します!!

それではスタートです!!!!

では、今回の予定スケジュールをご紹介!

大山には以前にも1度登った事があるので、今回のスケジュールは前回のものを参考にサクッと作る事が出来た。

伊勢原駅(8:15着)

伊勢原駅(8:25発)バス

大山ケーブルバス停(8:52着)

大山ケーブルカー駅(9:10着)

大山ケーブル駅(9:20発)ケーブルカー

阿夫利神社下社(9:26着)

阿夫利神社下社(9:45発)

16丁目(10:35着)

25丁目(11:10着)

大山山頂(11:25着)

大山山頂(12:30発)

分岐(12:50着)

見晴台(13:45着)

阿夫利神社下社(14:30着)

阿夫利神社下社(14:40発)ケーブルカー

大山ケーブル駅(14:46着)

大山ケーブルバス停(15:02発)バス

伊勢原駅(15:26着)

さて、asgは予定通り行けたのだろうか、、。。

伊勢原駅〜大山ケーブル駅

朝、予定通り伊勢原駅に到着した。

伊勢原駅からバスに乗り、大山ケーブル駅まで向かう。

バス乗り場は改札を出て右側の北口にある。

向かってみると、まさに長蛇の列!!!!

これは絶対に1台には乗り切らない人数だ、、。

結果、臨時便が4、5台出ていた。

私は3台目に乗り込んだ。

8:58 大山ケーブルバス停到着!!

ここから15分ほど歩いてケーブルカー乗り場に向かう。

この15分ほどの道には昔からあるお土産屋さんが立ち並び、レトロな雰囲気がとっても素敵!!

私はこの道が大好き。

まだ開店前なので、そこまで多くの商品は並んでいないが、どれも魅力的で見ているだけで楽しい!!

帰りにまたゆっくり見よう。

先に進み、大山ケーブルカー乗り場に着くと、予想通り長蛇の列アゲイン!!!

めっちゃ並んでるなぁと思ったら、その列はまだ乗車券購入用の列とのこと。

乗車するにはさらに別の長蛇の列に並ばないと行けない。。

ケーブルカーは基本20分おきに出ており、1時間に3本。

一体、何時になったら乗れるんだ。。。と考えてら絶望的な気持ちになった。

そこで、一大決心!!!

「ケーブルカーを使わずに頂上を目指す!!」

予定を大幅に変更し、ケーブルカーに乗らず、自分の足で上まで行く事にしたのだった。

これが吉と出るか凶と出るか。。

大山ケーブル駅〜大山寺

ケーブルカーを使わないで山頂を目指すには、ケーブルカー乗り場の左側の階段を登って進んでいく。

階段を上ると分かれ道が出現。

男坂か女坂か、、。

予定外の登りになったため、下調べをしていない。。

ビビって「女坂」をチョイス、、!!笑

橋を越えて先に進む。

ものすごい長さの階段ゾーンが目の前に、、!!

これは大人しくケーブルカーの列に並んでいれば良かったかなと、後悔の念がよぎる。

途中、「女坂の七不思議」の看板が立っていた。

伊勢原市観光協会のHPに全て載っていたので、、気になる人はどうぞ!

階段を登りきったと思ったら、次は石段ゾーンが出現。

、、、これはのっけからキツい!!!

太ももが既に悲鳴を上げている。

登り切ると、建物が出て来た。

そして気がついたが、葉っぱが綺麗に色づいている。

先に向かうとまたもや石段。。

石段を少し登るとすぐに大山寺の入り口にたどり着いた。

そしてそして、先ほどの紅葉が比べ物にならないくらいの紅葉がトンネルのようになっていて、とんでもなく綺麗!!!

美しい紅葉が迎えてくれた。

大山寺〜阿夫利神社下社

9:30 大山寺に到着!!

上から見てもものすごく綺麗!!

先程までの太もものダメージが吹き飛んだ!

とっても美しい!!

永遠に見てられる景色、、。

大山寺の建物も荘厳で美しい。

しっかりと登山の安全をお参りした。

階段を上ったところで酒饅頭を売っていたので、迷わず購入。

大山寺の焼印があって可愛い。

少し奥に木のベンチがあってので、座って食べる。

程よい甘さでGOOD!!

建物の上手(かみて)側、つまり建物に向かって右側の奥に登山道が続いている。

向かうと大山寺の看板を発見。

「大山不動さん」と呼ばれ、昔から愛されていたんだなぁ。

歴史を感じ、ふと横を見ると可愛い絵馬を見つける。

めっちゃ現代っぽい!!笑

こうやって昔も今も愛されているお寺なんだな。

景色も饅頭も含めてここの空間すごい大好きになった!!

大山寺を過ぎ、先に進むと登り坂の方へ行ってしまいそうだが、正解は右脇の道に行くこと。

その先にはトイレがあったので、休憩の際には際には寄ることができる。

そしてまた始まる石段地獄。

吹っ飛んでいた太ももの疲れがカムバック。

最後の方はマジで何度も止まって、休みながら登った。。

9:50 万国忠霊塔に到着

やっと阿夫利神社下社に着いたかと思ったが、もう少し先らしい。。

その先というのがやっぱり階段の先。。

しかし、この階段を登ったら阿夫利神社下社である。

阿夫利神社下社

9:55 阿夫利神社下社に到着!!

正確には神社の足元に到着したのだが、この足元のエリアも素敵なお店が並んでいてとっても楽しい!!

ここに到着する直前の階段の中ほどにはトイレもあった。

任意だが50円かかる。

私はトイレに寄らずに上がって来てしまった。

噂によると便座が暖かくなっているらしい。

本当なら冬場はとても嬉しいよね!

そして、ここまではケーブルカーで来れちゃう。

その予定だったのに。。

なぜ私の太ももは疲労でパンパンになっているのか、、。

いや、大山寺に出会えたので良しとしよう、、!!

では、神社に向かうか。

すると毎度お馴染みの階段。。

もう勘弁して、、。泣

気合いを入れ直して登り始める。

階段の中腹には阿夫利ラーメンのスープを試飲できるイベントがあった。

試飲させてもらったが、温かいスープが体に沁みて美味しい。

やっと阿夫利神社下社に辿り着いた。

振り向くと絶景が広がっている、、!!

眼下には街が広がり、目の前は紅葉で色づいた木々があって、素晴らしい景観である。

山に登らなくともケーブルカーでここまで来れるので、観光するだけでも十分すぎるほど楽しめる!

この日はジビエのイベントがやっていて、猪汁を飲むことができるよう。

阿夫利神社下社の右側には地下への入り口があり、中に入ると湧き水を汲む事ができる。

大山名水と呼ばれ、透明度も高かった。

一口頂いたが冷たくて、柔らかい口当たりで美味しい!

地下は神社をぐるりとし、右側にあった入り口とは反対の左側に出る。

その先に登山道へ続く道があるのだが、入山料100円を入れ、安全祈願の棒を振るう。

いざ、登山後半戦に突入なのである!

阿夫利神社下社〜山頂

後半戦も急登階段からスタート!!!

マジで!?

この階段は本当にキツかった、、。

ここからは他の登山客が急激に増え、列になって登ることに。。

みんなもヒーヒー言いながらゆっくり登っていた。

階段を登りきっても、この後も基本的にずーっと岩場の階段が続く。

10:25 夫婦杉に到着。

杉の木が2本繋がっている夫婦杉が美しくそびえ立っている。

その後も大名行列並みにみんなでゾロゾロ登って行く。

ただし、広い道に出たら隙を見て追い抜いて行く。

10:45 天狗の鼻突き岩に到着。

天狗の鼻が岩に刺さったという逸話がある岩。

山にはそういう伝説が多くある。

これも山の魅力の1つで、好きなところ。

そして、その先には整備された道が出てくる。

その木道を過ぎると富士見台にたどり着く。

またしばらく登っていき、ヤビツ峠からの道と合流すると、行列が加速する。

全く進まなくなり、立ち止まることも増えて来た。

それでも少しずつ前に進み、金網の階段を登る。

その先の鳥居を2つ越えると、

11:20 大山に登頂!!

山頂は茶屋もあり、盛り上がっている。

そして阿夫利神社本社が鎮座していた。

山頂からの景色は抜群!!!

ベンチも多く、段差になっている箇所もたくさんあるので、座る場所には困らない。

いつもであれば。。

この日は登山客が大量発生中。

なので座る場所を探すのも一苦労。

後から気がついたのだが、この時期は紅葉のライトアップをする時期で、その紅葉を目当てにたくさんの登山客が来ていたようだ。

だからか、、、!!!

まだ昼間なのにこんなに紅葉目的の人がいるだなんて、、。

レジャーシートを持って来ていたので、座れる場所を見つけ地面に座ってお昼ご飯にした。

ご飯は最近定番のお味噌汁と炊き込みご飯のおにぎり。

間違いなく美味しい!!

そしてカレーメシシーフード味!!

これもうまい!!!

お腹いっぱいになったので、ブレンディのカフェオレを飲み、食後の1杯まで堪能した。

なんか見た目は味噌汁と変わらないな、、笑

良い景色に美味しいご飯と食後の1杯。

最高、、!!

下山

下山は見晴台経由で下りる。

下りていくと、眼下に広がる景色が綺麗で癒される。

木の階段も美しい景色に溶け込んでいて、画になる。

景色にばかり目を奪われていると、転ぶので気をつけながら下りていく。

下山も人が多く、列になってゆっくりと進む。

道幅も広くなく、追い抜くことも出来ないので、諦めてのんびり下りることにした。

時々、広い道に出た時にのみ追い抜いて少しだけペースアップ。

1箇所鎖のついている岩場の場所があり、滑落注意の張り紙もあった。

そこは細心の注意で進んだ。

13:20 見晴台に到着。

ここまでがとっても長かった、、、。

前の人が遅いとなかなか前に進めず、ストレスだった笑

荷物を置いて小休止。

しかし、ここからは何故か人が減り、自分のペースで歩けるようになった!

見晴台にある山岳安全の前で手を合わせ、下山を再開。

進んでいくと、橋を越える。

何気なしに上を向くと木漏れ日が気持ちいい!!

橋の先には二重社と二重之滝があった。

ここまで来れば、あと少しである。

水道管がたくさんある箇所を越え、

13:45 阿夫利神社下社まで下山。

だいぶ疲れたので、よもぎ団子と豆腐ソフトを食べて糖分を補給した。

どちらもとーっても美味しかった!!

ここからはケーブルカーで下りる。

しかし、紅葉のライトアップのためか物凄い人数!!

通常20分に1本のケーブルカーが7分に1本のペースで運行していた。

それでも乗れるまでに30分以上時間がかかった。。

もちろんケーブルカーは満員である。

帰りもお土産店の並ぶ商店街を見て歩き、楽しんだ。

お客さんも多く賑わっていた。

今から上に行こうとしている人はほとんどが紅葉のライトアップが目的だろう。

上に上がるケーブルカーも長蛇の列で、あと何回ケーブルカーが運行すれば全員上までいけるのか、、。

さらに大山ケーブルカーバス停まで行くと、駐車場は満車なのにまだまだ車がたくさん来ていた。。

すごい人気だ、、!!

帰りのバス時間を案内してくれるバス会社の人に聞くと、時刻表が破綻していて、何時に来るか分からないらしい、、。

来たバスに乗れ!とのこと。笑

いつ来るのかなぁと思っていたら、すぐに来た!笑

ラッキー!!

15:55 伊勢原駅に到着。

駅前にも鳥居があり、地元の人に昔から愛されていた山なのだと改めて感じた。

人から信仰されている山はとても魅力的であった。

充実した山行になり、大満足で帰宅した。

実際のスケジュール

予定とは大幅に内容が変わってしまったが、実際のスケジュールはこちら!

伊勢原駅(8:15着)

伊勢原駅(8:25発)バス

大山ケーブルバス停(8:58着)

大山ケーブル駅(9:15着)ケーブルカー

大山寺(9:30着)

大山寺(9:40発)

阿夫利神社下社(9:55着)

阿夫利神社下社(10:10発)

16丁目(10:45着)

25丁目(11:10着)

大山山頂(11:20着)

大山山頂(12:20発)

見晴台(13:20着)

阿夫利神社下社(13:45着)

阿夫利神社下社(14:45発)ケーブルカー

大山ケーブル駅(14:46着)

大山ケーブルバス停(15:20発)バス

伊勢原駅(15:55着)

こうやって見ると、予定より早まったり、遅くなったりの連続、、。

当日の混雑具合によってこうも変動があるとは、、。

やはり予定は余裕を持って計画すべきですね。

また、予定を組むときはバスや電車の時間だけでなく、現地でイベントなどが開催されていないかもチェックして計画を立てた方がいいです!

勉強になりました!!

MVPアイテム

では、今回の登山でのMVPアイテムをご紹介!!

今回のMVPアイテムは、、

「EVERNEW Ti 570FD Cup」

そして、

「EVERNEW Ti 570Cup フタ」

カップであり、でも鍋にもなるサイズがちょうどいい!!

言うまでもなく、超軽量なので登山にぴったり。

フタはつまみの部分が自立するので、手袋をしていてもつかみやすい。

食事の途中でフタをすることができるので、食べ物の中に砂埃やゴミが入らないので便利!!

持ち手の部分のゴムの箇所は、鍋として直接火にかけてもゴムが溶けないように短くなっている。

こういう細かい配慮は嬉しい!

同じシリーズであれば他の大きさのカップとスタッキング出来るのもGOOD!!

エンディング

今回は予想外の紅葉ライトアップの影響で大幅に予定を変更することになってしまった。。

でもそのおかげで、大山寺での素晴らしい紅葉を見ることが出来たし、美味しい酒饅頭を食べることも出来た。

しかし、逆に言えば、そのおかげで太ももはパンパンだし、登山道は大渋滞になってしまった。

山も旅も思いがけない出来事が良いことにも悪いことにもなりますね。

良いことも悪いこともひっくるめて想像以上に充実した山行にでした!!

山頂からの景色も良いし、途中でも山頂でも美味しい食べ物を買うこともできる魅力満載の山!!

ただ、しっかり体力が必要な山なので、ちゃんと準備して登ることをオススメします。

それでは最後に勝手におすすめコーナーで終わります。

第19回は、

漫画「岳」石塚真一著◇

山好きなら多くの人が読んでいるであろう、山岳漫画の大傑作。

主人公は三歩という山岳救助のボランティアをしている青年で、北アルプスにテントを張って住んでいる。

北アルプスで起きる様々な山岳事故に救助にあたる三歩や警察の人々の日々を描いた作品。

悲しいお話も多く、山の怖さを再認識させられるが、常に明るい三歩の姿に元気をもらえる!

そして何より山が美しく、山が好きでよかったと思える。

基本的に1話完結で読みやすいので、山に興味がなくても気軽に読めるのでおすすめ!

もちろん山好きは読んで後悔することは絶対に無い!!と言い切れるくらい超オススメな漫画なのである!!

読んだことがない人はぜひ読んで見てください!!!

asg

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